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【VILLAGE通信 vol.26】食卓の器の、半分ちかく 岐阜県

以下为日文原文

【VILLAGE通信 vol.26】食卓の器の、半分ちかく 岐阜県 — AI 生成参考图 · 非实景/商品实拍
AI 生成参考图 · 非实景/商品实拍

岐阜県の国指定は美濃焼、美濃和紙、飛騨春慶、一位一刀彫、岐阜提灯、岐阜和傘の6品目です。

いま使っている茶碗を、見てください

美濃焼は、日本の陶磁器食器の生産で大きな割合を占めます。家庭の食器の多くが、この土地で焼かれています。

それなのに、「美濃焼です」と書かれた器を買った記憶がある人は、そう多くないはずです。

これがこの産地のいちばんの特徴です。名前を出さずに、量で日本の食卓を支えている。

理由は、美濃焼が特定の様式を持たないことにあります。志野、織部、黄瀬戸、瀬戸黒——名前のついた様式もありますが、産地全体としては「なんでも焼ける」。

この連載で見てきた産地は、たいてい「これしかつくらない」ことで生き残ってきました。美濃は逆です。何でもつくれることで残った。

ユネスコに載った紙

2014年、ユネスコの無形文化遺産に「和紙:日本の手漉和紙技術」が登録されました。

対象になったのは三つ。石州半紙(島根)、本美濃紙(岐阜)、細川紙(埼玉)です。

島根の回(vol.12)は、たたら製鉄が「絶えて、戻った」話でした。岐阜の本美濃紙は楮だけを使い、道具も工程も昔のままという条件で守られています。

この連載では、高知の土佐和紙(文化財の修復)、三重の伊勢形紙(染めの型)、鳥取の因州和紙、徳島の阿波和紙、愛媛の大洲和紙も見ました。紙は六つ目です。日本の紙は、ずいぶん役割が分かれています。

木目を、塗りつぶさない

飛騨春慶は、高山の漆器です。ふつう漆器は、下地を厚くして木目を隠します。

春慶は、その逆をやります。木目が見えるように透明な漆を薄く塗る。

つまり、下の木がきれいでなければ成立しない技法です。塗りで隠せないぶん、木取りの段階で勝負が決まります。

和歌山の紀州漆器(vol.18)は「日常づかいで量が出た」漆器でした。飛騨春慶は「木を見せる」漆器。同じ漆でも、考え方が正反対です。

提灯と、一位

岐阜提灯は、薄い和紙と細い竹ひごでつくられます。美濃和紙がすぐそばにあったからこその産業です。

一位一刀彫は、イチイという木を、彩色せずに彫るだけで仕上げる。これも「隠さない」仕事です。

岐阜は、素材をそのまま見せる県だと言えるかもしれません。

次号は静岡へ。

参考:岐阜県、多治見市、美濃市、高山市、文化庁、ユネスコ無形文化遺産「和紙:日本の手漉和紙技術」、伝統的工芸品産業振興協会

——Value Village編集部

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